高級クラブで働くホステスにとって必要不可欠な勤務外の営業活動

高級クラブのホステスにとって大切な『手紙・お礼状』

高級クラブを利用されるお客様の大半は、ある程度の年齢や地位を重ねられた方たちです。

キャバクラには若い男性はもちろん、最近では女性もちらほらと遊びに来ますが、クラブは高級であればあるほど層が限られてくるのです。

そのようなお客様は、とても礼というものを重んじます。

私たちクラブで働く人間は、そうした方たちの心を満たす必要があるのです。

その手段の1つが、お手紙やお礼状ですね。

お世話になったお客様、日頃からお世話になっているお客様などに対して、自分の手でお手紙を書く、これもホステスにとって重要なお仕事の一つとなります。

お手紙といっても、年賀状や暑中お見舞い、残暑お見舞い、その他挨拶状など、内容はたくさんありますよ。

最も大切なのは、こうした手間を怠らないことですね。

コツコツと手紙やお礼状などを出し続けることでお客様もまたお店に足を運んでくれるようになります。

ホステスになったら、空いた時間を見つけ積極的に筆を取るようにしましょう。

大人の対応を心掛けたい『営業メール・LINE』

└画像引用元:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.naver.line.android&hl=ja

最近では誰でもスマートフォンなどを持っている時代ですよね。

手紙やお礼状を出すほどではないけれども、何かお伝えしたいことがあれば、メールやLINEなどを使い、気持ちや状況、お知らせ等を伝えます。

こちらもお店に勤務している時間以外のプライベートな時間を使って行わなければなりません。

営業活動の一環ではありますが、それがお客様に伝わってしまわないような配慮をすることもポイントですね。

かといって、あまりフランクになり過ぎるのも良くはありません。

メールやLINEはお手紙よりも手軽に送れるので気軽に文章を作成してしまいがちですが、丁寧な言葉や表現で、高級クラブのホステスのイメージを崩さないように気を付けましょう。

逆に、相手の男性から濃い内容のメールやLINEが送られてくることもあります。

その際にも大人の対応を心がけ、上手にかわすなど、丁寧なやり取りを行うことが大切ですよ。

ホステスの腕の見せどころ『同伴・アフター』

お客様の心を満たすために行う同伴やアフターは、直接会って行う営業活動のようなものです。

お手紙やメール、LINEのように一呼吸置いて考えながら作成するものとは違った難しさがあります。

まさに、ホステスの腕の見せどころと言えるような活動となるわけですね。

お客様の欲を満たさなければならないわけですから、お食事に行く場所などは、基本的にお客様にお任せします。

すでに利用したことのあるお店であっても、いかに初めてかのように感動を伝えられるか、この点も意識したいですね。

どのような内容の同伴・アフターであっても、感謝を伝えることも忘れずにいましょう。

誘っていただいたこと、お食事に連れていっていただいたこと、美味しいものをご馳走していただいたこと、こうしたことに対してその都度感謝の気持ちを伝えることが重要です。

勤務外の営業活動で重要な『会社訪問』

キャバクラ嬢として働いた経験のある女性にとっては、さすがに理解が難しいかもしれませんが、高級クラブに勤めるホステスは、お客様の会社へと訪問することもあるのです。

昔ほど頻繁に行くことはありません。
また、突然お邪魔することも絶対にありませんね。

それは逆に失礼な行為となってしまいますから、事前に相談をし、了承を得た上でお邪魔することになります。

高級クラブを利用される方の中には自ら会社を経営されている方や、大きな会社の重役の方などもいらっしゃいます。

そうした方々の勤め先へ訪問することで、お客様も自らの地位や立場を再確認することができ、また、ホステスたちに対しても、より一層興味を持ってもらうことができるのです。

会社訪問する際は、菓子折りを持って行くのが基本ですね。

事前にお客様の好きなものなどをリサーチしておくことも大切ですよ。

他の従業員の方に見られても恥ずかしくない格好、振る舞いで会社訪問をすることも忘れてはなりません。

受付の方へのマナー、社内ですれ違う方との接し方、お部屋へ通された際の対応や、お客様が現れるまでの待ち方など、社会人としてのマナーや礼儀を徹底しておきたいところです。

これができなければお客様を失うことになるので気を付けてくださいね。

高級クラブのホステスに枕営業は不要

キャバクラ嬢の中には、枕営業を行いお客様を獲得しようとする女の子たちがいます。

私もキャバクラで働いていた時代は、同僚にそのような子が何人かいました。

クラブのホステスへと転職してわかったのは、少なくとも高級クラブには枕営業を行う人はいないということですね。

売上嬢と呼ばれるような、固定のお客様を何人も抱えているホステスであれば、なおさらそのような行為はしていません。

枕営業は、一時的な顧客の囲い込み行為です。

つまり、関係を持つことを辞めればお客様は逃げていき、売上や収入を維持することができなくなるのです。

高級クラブのホステスは、会話や振る舞いなどで勝負しなければなりません。

そうした魅力でお客様を惹きつけてこそ意味があると考え、お仕事をこなしていくことが重要なのです。